OAuth 2.0認可の流れ(Moneytree LINK Webアプリ)

認可フローの種類

Moneytree LINKが対応する、OAuth 2.0のフローです。

認可フローMT LINK APIの対応説明
code + PKCE (RFC7636)対応クライアント様がLINK API からゲストデータにアクセスするためのアクセストークンを取得できるフローです。
client_credentials対応ゲストユーザーの認可でなく、client id/secretから直接アクセストークンを生成するフローです。

Moneytree LINK APIにおいては、金融機関一覧APIをおいて利用します。
code非対応対応しておりません。本フローによる実装をご検討の場合は、マネーツリーにご連絡ください。
implicit非対応対応しておりません。本フローによる実装をご検討の場合は、マネーツリーにご連絡ください。

code認可フロー

下記の図のように、codeの認可フローの時に、利用者が貴社のユーザーインターフェースから一旦弊社の認証画面で本人認証を行ない、次にリソース(口座情報など)に対する認可をしていただきます。

この流れは利用者のWebブラウザまたはモバイルアプリから可能です。実装には、是非Moneytree LINKのSDKをご利用ください。

OAuth 2.0の認可は、クライアント様アプリ・サービスから、ゲストユーザー様がMoneytree LINKの認可ページを開くことで始まります。

  • 開発環境: https://myaccount-staging.getmoneytree.com/oauth/authorize?
  • 本番環境: https://myaccount.getmoneytree.com/oauth/authorize?

なお、開発環境・本番環境はそれぞれ独立したシステムであり、client id/secretはそれぞれ異なります。

以下がセットするパラメーターです。

パラメーター名設定有無内容
client_id必須貴社に発行されているclient_idです。環境によって異なることをご注意ください。
response_type必須codeに設定してください。
scope必須OAuth 2.0の認可スコープを指定します。詳細はご利用可能なスコープのページをご参照ください。
redirect_uri必須リダイレクト先URIをセットします。検証環境では登録後の初期設定の値は、urn:ietf:wg:oauth:2.0:oobです。redirect_uriで利用する値を登録・変更するには、Moneytreeにお問い合わせください。
state*推奨OAuth 2.0認可時の推奨パラメータです。CSRF対策にご利用されることを推奨します。
localeオプション表示する言語を指定します。“ja-JP” か “en-AU”を指定できます。
※ 設定されない場合は、Webブラウザのロケール設定により、英語が表示されることがあります。
configs=auth_actionオプションゲストがログインしていない場合、Moneytreeの新規登録画面を表示させるか指定することができます。
・configs=auth_action=signup → アカウントの新規登録画面が表示されます。
・指定しない場合 → Moneytreeのログイン画面が表示されます。

❗️

stateについて

stateパラメータは、OAuth 2.0の仕様上推奨されているものですが、必須パラメーターではありません。しかし、Moneytree LINK APIにおいては、必須項目と解釈し、必ず実装してください。

Moneytreeの認証ページURLの例は以下となります。

[Webブラウザ]
https://myaccount-staging.getmoneytree.com/oauth/authorize?client_id={clientID}}&redirect_uri=urn:ietf:wg:oauth:2.0:oob&response_type=code&scope=guest_read%20accounts_read%20transactions_read%20request_refresh
(※ いずれも、リダイレクトURLは、初期設定である、urn:ietf:wg:oauth:2.0:oobです。)

金融サービス登録・管理ページ

ゲストユーザーがMoneytreeに金融サービスを登録したり、登録した金融サービスを確認・管理するためのページです。
金融サービス登録・管理ページは、ゲストユーザーがログインしていない場合、Moneytreeのログイン・新規登録画面が表示されます。

  • 開発環境: https://vault-staging.getmoneytree.com?
  • 本番環境: https://vault.getmoneytree.com?

以下がセットするパラメータです。

パラメーター名設定内容
client_id必須client_idをセットします。
configs=back_toオプションこのパラメーターを設定すると、金融サービス登録・管理ページ上部に戻るリンクが表示されます。

指定できるURLは、redirect_uriに設定したものに限られるため、redirect_uri以外のuriをセットする場合は、Moneytreeにご連絡ください。
configs[auth_action]=signupオプションこのパラメータにより、認証画面が開かれた時に、ログインページでなく、新規登録画面を指定して開くことができます。
指定しない場合、ログインページが表示されます。

ゲストユーザー設定ページ

ゲストユーザーが、Moneytreeのアカウント情報を閲覧・変更するためのページです。
登録しているメールアドレス/パスワードの変更や、および認可した連携サービスの閲覧/連携解除などをすることができます。

開発環境: https://myaccount-staging.getmoneytree.com/settings?
本番環境: https://myaccount.getmoneytree.com/settings?

セットするパラメータは、[金融サービス登録・管理ページ]と同じです。

認証・認可のイメージ

Moneytree LINKのOAuth認可ページを開き、ゲストユーザーがクライアント様アプリ・サービスへ認可したり、金融サービスを登録するイメージフローです。

認証・認可のイメージ(ユーザー)①

認証・認可のイメージ(ユーザー)②

認証・認可のイメージ(ユーザー)③